


有馬記念の予想で、よく語られるジンクスのひとつが「宝塚記念を好走すると有馬記念でも走りやすい」という説です。
宝塚記念と有馬記念は、ともにファン投票で出走馬が決まる特別なGIレースであり、グランプリやドリームレースといった共通の位置付けになっています。
宝塚記念を好走した馬が走るジンクスがなぜ生まれたのか?
実際の事例やデータを交えながら解説します。
まずは宝塚記念と有馬記念の基本的な共通点を整理しておきましょう。
| 宝塚記念 | 有馬記念 | |
|---|---|---|
| 出走条件 | ファン投票で選出 | |
| 距離 | 芝2200m(非根幹距離) | 芝2500m(非根幹距離) |
| コースの特徴 | 阪神内回り | 中山内回り |
特に小回りコースで非根幹距離、持続力勝負になりやすい点は、有馬記念と宝塚記念を結びつける重要な要素です。
いずれも馬場が傷んでタフな環境になりやすいですが、昨今はそれぞれのレースが高速馬場の状態で開催されるケースもあります。
過去を振り返ると、宝塚記念と有馬記念の両方で好走した馬は数多く存在します。
代表的な事例をご覧ください。
| オルフェーブル | 宝塚記念1勝、有馬記念2勝 |
|---|---|
| ゴールドシップ | 宝塚記念2勝、有馬記念1勝&3着2回 |
| クロノジェネシス | 宝塚記念1勝、有馬記念1勝&3着1回 |
| リスグラシュー | 宝塚記念1勝、有馬記念1勝 |
| ドリームジャーニー | 宝塚記念1勝、有馬記念1勝 |
いずれも平坦で広いコースより、持続的に脚を使う展開が得意な共通点を持つ馬たちです。
オルフェーブル・ゴールドシップ・ドリームジャーニーの3頭は、父ステイゴールド×母父メジロマックイーンの共通点があり、ドリームレースに強い黄金配合として知られています。

宝塚記念好走馬が有馬記念でも結果を出しやすい理由は、主に以下の3点です。
宝塚記念好走馬が有馬記念でも結果を出しやすい理由は、しっかりとした根拠があることを覚えておきましょう。
ただし、その年の宝塚記念で好走していても無条件で買いではありません。
特にレースローテーションなども踏まえた状態面で注意が必要です。
宝塚記念で強かった馬が有馬記念でも万全の状態だった場合は、期待できます。
宝塚記念は6月下旬の夏開催なのに対して、有馬記念は12月下旬の冬開催です。
昨今は地球温暖化の影響で、宝塚記念は気温30度超えで開催されるケースが増えています。
競走馬は暑さに弱いケースが多く、牝馬の方が暑さに対する耐性が強いとされています。
宝塚記念を制したクロノジェネシスやリスグラシューをはじめ、2022年の宝塚記念で10番人気ながらイクイノックスと頭差の2着に入ったスルーセブンシーズなど、宝塚記念は他の牡馬・牝馬混走G1の中でも牝馬の好走率が高いです。
2025年からは気候の影響で宝塚記念の開催時期が2週間繰り上げられています。
つまり、宝塚記念での敗戦=適性不足とは限らず、気温や体調といった季節要因で力を出し切れなかったケースも多いということです。
宝塚記念は上半期を締めくくるドリームレースです。
その年の宝塚記念で好走した馬が有馬記念に出走する場合、コース適性の共通点もあって人気を集めます。
オッズ妙味の観点では、宝塚記念を好走したことで期待値が低くなっている可能性を疑ってみてください。
宝塚記念で人気薄なのに好走したけど、その後の戦歴はイマイチ。
こんな馬が有馬記念で人気を落としていたら狙い目です。
展開の利があったのか?
それともスタミナと持続力があるなど適性が高かったのか?
そういったポイントを見極めると、予想の精度が高まります。